25年ぶりくらいの再会

出会い、とひと言で言っても、本当に人それぞれいろいろあると思うけど、
私にとってひとりの教師との出会いは、
人生においてのひとつの“事件”だったと思う。

気が小さくてドンくさくて、
自己主張がまったくできないモジモジくんだった幼少期の私。
でも、4年生の時に担任となった西村祥子先生のマジックで、
私は意志をもつ人間に成長できたのだ。

親に聞いても「あんたは4年生で目覚めた」と断言してた。
で、自分でもその通りだと思う。

私にとっての金八先生は紛れもなく西村先生であり、
人生における“可能性”というものを引き出してくれた、恩人のひとりだと思う。
出会いが人を変えるのだ。そう実感できたのは、大人になってからだった。

先生とはずっと年賀状のやりとりのみだったけど、
3日前、なんと劇的な再会を果たしたのだ！　
たぶん24年ぶりくらいの再会である（あ、年がばれそうだが、ま、いっか）。
先生はだんなさまの手術で東京に上京されてて、
その時私の自宅に連絡してくれたので再会することができたのだ。
なんと、たぶん24年ぶり。

きっとさぞかし白髪も増えて、ばあちゃんになってることだろう
（当時先生は26歳だったから）……と、
びびってたが、実際に会った先生は少し小じわはあったものの、
25年前のイメージとほとんど変わってなくて、実に驚いた。
ただただ再会に感動して、早速近くの焼き鳥やへGO！　
お互いに懐かし話のオン・パレードで感無量。
互いに共有する小さな事件が多々あり、とても感慨深かった。

世知辛いこの時代、教師という職業はさぞかし大変だろうと思っていたが、
西村先生は「時代が変わっても、子どもってそんなに変わらないんだよ。
みんな、すっごく可愛いから」と心の底から言っていた。
その仏のような表情は今でも忘れられない……。

オーダーしたメニューがくるたびに「ありがとう」と
言ってねぎらう田舎ピーポー特有の律儀さも胸を打った。
そうだよな、人間、感謝する気持ちを忘れては終わりだよ……、
と、自らを引き締める気分になったくらい。
本当は飲食代をおごりたい気分だったが、
西村先生の「もっと、よぼよぼになってからおごって」
という笑顔のお言葉に甘えることにした。

ああ〜、いくつになっても、教えられることは無限大に多し。
すべてひっくるめて私は光栄な生徒だなとも実感した次第で。

出会い、というものの偉大さに改めて感謝した日だった。

本日はゲストの　Ｙさんに
インターネットで大好評のフォワード日記
書いていただきます。
宜しくお願い致します。
皆さんのご参加心よりお待ちしております。

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ゲストの　Ｙ　です。

先週から待望のケーナを習いはじめました。
そう、知る人ぞ知る、田中健がのめり込み、
古手川祐子との離婚の原因になったともいわれる、
あの南米の縦笛です。

なんちゃって楽器プレーヤーの私は、
これまでにオルガン、ピアノ、フルート、ピッコロ、
オカリナ、ウクレレ、ケーナと、
見かけがキュートな楽器に手をつけまくりましたが、
まともに演奏できるのは今やフルートくらい、
というトホホな人間でございます。

そこで、「2005年はケーナとウクレレをマスター！」と
さっそく先週より習い始めた次第なのです。
でも、これがピーピーと甲高い音なので、
練習する場所がなくて困ったちゃんです。
しょうがなく、こっそりとひとり、
ロンリーにカラオケボックスで練習しようかと思案中。
うう…、どんな道でも険しいですね。ってわけで、

目指せ田中健！　打倒、田中健!?　

今週も習いに行って参りま〜す！